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奥州との境の関の跡といわれる場所(幾つかの場所があるようですが)に関所が再現されたものです。芭蕉も超えたと思いながら周囲を見回すと、どこにでもある日本的な景色にも物語を感じます。一帯は遊園地や関所を再現した屋敷などからなる広い公園です。入園も広い駐車場も無料です。 訪れるなら6月の藤の季節がお勧めです。暑くもなく寒くもなく、公園と一体になった神社は一面藤の花で覆われます。紫の帯で大木を覆った鎮守の森が落ち着いた華やかさを見せてくれます。春の強い花の色に疲れた目には紫が優しげにうつります。 | ||||||
心地よい湿り気と柔らかい日差し、生まれた場所に帰ってきたようなに思える安心した空間に満ちています。古木のうろの中を不思議そうにのぞく子供、森にはこのような古木が林立しています。この鎮守の森の散策を続けて写真右側に下りて行けば関の公園です。近頃はこんな田園地帯まで観光バスが押しかけてくるので季節には混雑するのかもしれません。 白河巡行パンフレット参照 5世紀頃砦として設けられる。後に廃関となり、辺境の地の枕詞として多くの歌人に詠まれる。能因、西行も歌を残し、芭蕉も訪れる。 |
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