芭蕉と曽良は例弊師街道の文鋏(ふばさみ)から今市を経て日光へと進みます。この街道は今でも当時の面影が残る美しい杉並木が所々続いています。日光では歌枕の地・裏見の滝を尋ね、途中の感満が淵(かんまんがふち・含満が淵)に立ち寄ります。強い流れの鬼怒川を超える事を考えながら、旅なれた二人は五左衛門に教えられた近道を鬼怒川を越える為に大渡りへと進みます。
翌日、玉入から矢板の沢村へと日光北街道の山道を進みます。沢村で箒川を渡りますが、微笑ましい二人の子供、特に『かさね』と言う女の子の話はこのあたりでの出来事と言われています。今は新しい橋、その名も『かさね橋』が掛かっています。
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